マンガを感動的にするかどうかはテーマが深く関わっています。なぜならテーマは作者の伝えたい気持ちが詰まっているからです。アクションや描写に凝るばかりでは一時的な感動しか与えません。その反対にテーマは人が本来持っている普遍的な愛情や友情、闘志といったものにつながります。誰もが持っているからこそ伝わるのです。
『ドラゴンボール』や『ブラックジャック』『ブッダ』『ワンピース』と言った名作が長く愛される理由には普遍的な固い絆、不屈の闘志、愛情の深さがマンガを通して伝えられているからです。固いようですが、舞台となる世界の設定や奇抜なキャラクターではこのアイディアの深みには手が届きません。
とはいえ、テーマとなると難しいイメージがありますが、抽出する方法はあります。これは誰にでも出来ることです。その方法は先ず自分人生の中で一番影響があった出来事を書きだします。次にそれを受けて今の自分はどう変わったのかを書きます。そして、その想いを未来にどう活かしたいかを書きます。過去⇒現在⇒未来と三段階で導き出します。この時導き出された『どうしたいか』という想いがテーマになります。テーマはなるべくポジティブな方がベストです。下向きな事ばかりだと読者はうんざりしてしまうので、温かい気持ちを見つけましょう。
まとめ
『人の残るマンガが描きたい』『100年後読んでも面白いマンガが描きたい』と思ったならテーマを深めていくことをオススメします。