漫画学校のコース選び

飛躍するサラリーマン

漫画家になるのがちっちゃい頃からの夢でした!
こう宣言して高校を卒業してから漫画学校へ進学した友人がいます。
正直このとき「漫画家って学校に行ってなれるもんなの……?」と思っていました。
わたしの想像では漫画家というのはひとりでカリカリカリカリひたすら作品を書き続けて新人賞に応募したり出版社に持ち込んだり……編集者に「こんな作品じゃデビューは難しいね~」という厳しいお言葉をもらって一人家でヤケ酒する。
……勝手すぎるイメージですね(笑)
漫画学校に進学した友人は確かに絵が好きでアニメのようなイラストも、美術の時間に書く水彩画も上手でした。
漫画学校ってどんなことを習うんだろう? と思ったので、友人をごはんに誘い漫画学校について聞いてみました。
まずはじめに漫画家というのは大きくわけて二つのタイプに分かれるようです。
それによって選ぶコースも分かれるのだとか。
ストーリーを考える&作画もする
漫画原作者がストーリーを考える、漫画家が作画する
つまりすべての作業をひとりでこなすか、漫画原作者と漫画家で分業するかということです。
出版社では近年、この分業で漫画を制作するという方法に注目しているようですね。
『デスノート』や『バクマン』『プラチナエンド』などの作品も分業して制作されています。原作・原案を漫画原作者の大場つぐみさん、作画を漫画家の小畑健さんが担当しています。
ほかにも『テラフォーマーズ』の貴家悠さんは若き漫画原作者として有名です。
また分業している漫画家さんの代表格でいえばCLAMPさんは、女性四人組の漫画家集団です。
少しまえならばひとつの漫画を分業しているのはめずらしいと思われていましたが、現在はそんなことはないようです。
そして絵がニガテだから漫画家を諦めていた人にも漫画原作者という道が確立されつつあるということらしいのです。
友人が通う漫画学校では作画とストーリー両方をこなしたい人向けのコースと漫画原作者を目指している人のコースに分かれているそうです。
漫画原作者コースと漫画家コースでは一年目では絵やストーリー構成の基礎を、同じカリキュラムで学びます。
漫画原作者を目指している人も一年間、絵を学ぶことで作画担当者に「絵で演出方法を的確に伝えられる」技術を身に付けられるそうです。
二年目になるとストーリー制作重視の漫画原作者コースと、漫画制作重視の漫画家コースに分かれて学びます
二年次にどちらのコースに進むかを再検討できるので、入学してから自分のなりたい漫画家はどんなタイプなのかということをじっくり考えられます。
こんなふうに友人は漫画学校のことを教えてくれました。
漫画家になるための学校ではただ絵を教えてくれるだけじゃなく、漫画業界に入るための心構えなども教えてくれるそうです。
漫画家を目指しているアナタもぜひ漫画学校へ通ってみてはいかがでしょうか。

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